食物と体質…、そして、お味噌と健康…。
- 2009/06/05
- 味噌のお話
お味噌業界では有名なお医者様がいらっしいます。
海外、特に西欧で、ドクターアキツキと呼ばれた秋月辰一郎氏だ。
この方は、長崎に原爆が落とされた時に、
爆心地から近くの病院で原爆の被害にあった方を献身的に診られたお医者様です。
「(医は)仁術(医療は慈愛とおもいやり)」 を理念におく、
名医の一人です。
秋月先生は原爆病にならなかったのを、毎日、わかめの味噌汁を飲んでいたためと著書に書いておられます。
このことをレポートした本が、チェルノブイリ原発事故の時に西欧で広まり、味噌の輸入量が抜群に伸びたという
歴史的事実があります。
秋月先生のことについていろいろと発表されましたが、
一番印象に残った発表は、
「本当に私は、自分の命を賭けて医学をした。
今、味噌汁にたどりついた。
毎朝の味噌汁である。
これが、健、不健の鍵とおもう。」 (秋月辰一郎 1980)
という、先生の言葉でした。
幼いときから、病弱で、20歳まで生きれないといわれた
秋月先生が医学を志し、自分の身体、生命を賭けて健康と病気の
因果関係を研究された結果がこの言葉になったのだと感じました。
銀座での全国味噌技術会で、秋月先生のことが研究発表されたことを、今回の
ブログに記載しました。