『この生き方以外考えられない』性格は誰のせいでもない、自分で選んでこうなったもの。環境じゃないんだ。考え方なんだ。
- 2018/11/18
- 勉強になったこと
『親を否定することは自分を否定すること』
あるところにAさんとBさんという双子の兄弟がいました。
ご兄弟は同じ日に生まれたということで、姿形が似ていました。
その双子兄弟のお父さんは素行に問題がありました。
酒乱の気がありまして、お酒を飲むと暴れだすのです。家庭内暴力などが頻繁にありました。
また、飲み代のために家計を圧迫してしまい、貧しさと暴力が飛び交う雰囲気でした。
そんな中、そのAさんとBさんは一家離散してしまいました。ホームレス中学生のようになりました。
20年後、ある新聞記者がその兄弟について追跡取材をしました。
記者さんはAさんに会うことができました。
Aさんは、幼少期にそんな父親を見ていたために、自分も結婚して家庭を築いたものの、どうしても、お酒や妻子に暴力を振るってしまいました。
『だめだ!やっちゃう!』という形です。
貧困、暴力の負の連鎖から抜け出せていない現在を送っていました。
一方、Bさんに出会うこともできました。Bさんは弁護士になりました。
アルコール中毒や家庭内暴力に苦しんでいる人の弁護士になりました。カウンセリングの資格も取りました。
妻との仲も良好な家庭を作ることができました。
貧困、暴力とは無関係の環境になりました。
AさんとBさんで何が違うのでしょうか?
新聞記者の方はAさんとBさんに『どうして、貴方はこのような生き方をしているんですか?』と、質問をしました。そうするとAさんとBさんは同じ答えが返ってきました。
『あの父親を見ていたら、この生き方以外考えられない!』と。
自分の人生は自分が創り出しているんだなぁ〜と感じた物語でした。
断ち切るのは自分自身なんだ。
カンケー無いんだ。自分の生まれた境遇なんて。