オーガニック・無添加・食品のお店

平成30年に起きた福井豪雪で感じたこと。その3『見通しと段取り』

仕事は『段取り八分』と亡くなった祖母の言葉。

3月になりまして、福井の大雪も嘘のように溶けてきました。不思議なものです。

何回かにわけて福井の豪雪でかんじたことをお伝えします。これはブログを読んでくださる皆様に福井が大変だったという事をお伝えするのではなく、自分の中で仕事をしていく中で大切に感じたことをメモと復習を兼ねて書いています。あしからず。

『どのような方向性で進んでいくのか?』という見通しと準備を含めた段取りが大切だと私は感じました。

『見通し』について大切なことは『会社、従業員さん、お客様の満足の輪』

先行きが不透明な時こそ、進むべき方向や羅針盤が大切です。

実は大雪の時にヤマト運輸のエリア長といろんなお話をほぼ毎日のようにしました。理由は状況が刻一刻と変化するなか、昨日の出荷業務情報では役に立たないからです。(情報の大切さはこちら)時には早朝から時には夜遅くまで、いろんな相談事をしました。ありがとうございます。
そして人生経験豊富な方でしたので、いろんな事を教えてくださいました。ヤマト運輸の皆様、本当にありがとうございます。 感謝しかありません。

印象的な言葉は『専務。お客様を大切にしたい気持ちはわかったわ。けど、あと、もう1つ大切にしなあかん人がいるで。それは従業員さんや!!!』そんなことを教えてくださいました。この大雪の中、1つ間違えると事故によって大切な命やクルマがだめになってしまう中一生懸命働いているということに気づきました。毎日定時に会社に来るのがどれだけ大変なことなのか?そして、身を粉にして働いている従業員さんがどれだけ大切な存在なのか。従業員同士、協力しあってなんとか乗り切ろうと頑張っている姿がどれだけ尊いか。そんな従業員さんに力の限り専務はどんなことでもしようと決意しました。

福井は国道8号線が立ち往生してからガソリンや灯油などが不足しました。また、うちの従業員さんで、ガソリンがほとんど空になって、困っている方がいました。そんな方の力になりたい感じました。

マルカワみそではボイラーなどで灯油を使うので、足りん人がいたら教えての〜と言いました。また、ガソリンも他県まで携行缶を持っていけば、給油出来ることがわかりました。(結果的に使うことはありませんでした。)また、2月12日の20時に福井県知事から13日が大雪のために経済活動を自粛してほしいと嶺北地方の企業に異例通知が来ました。ただでさえ出荷業務の遅延が発生している中、この自粛要請は悩みました。しかし、緊急事態の時こそ『損得』ではなく『善悪』で判断すべきと私は感じました。最低限の方以外は急遽お休みにしました。出荷と充填ラインは完全に止めました。

このような判断基準ができたのも、『見通し』の部分がはっきりとしていたからです。また、このような一緒に協力していく相手の意見などに深く耳を傾けるといろんな事が見えてくると感じました。この『見通し』は一人や独断で決めたらいけない事もあると感じました。(もちろん最終決定などは自分です。)

違った角度や立場で意見を言ってくれる人は大切にしないといけない』そう感じました。

段取りで大切なことは『予』という言葉をどれだけ準備できるか?

『段取り』で仕事の8割は決まると感じました。

『予め』という言葉がありますが、皆様はこの『予め』がつく言葉どんな言葉が浮かびますか?

予定、予備、予報、予想、予行、予約、予習、預金、予言、などなど。仕事はどれだけこの『予』があるのかどうか?が大切だと感じました。

どうしても、この世の中は思い通りになることよりも、ならないことの方が多いです。しかし、自分のコントロールできることに焦点を当てて予め行動を取っていくのが大切だと感じました。

『従業員さんが来る前に予め除雪をしておく』
『配送の最終便が夕方からになるなら予めシフトを組んでおく』
『商品が遅延をするならな予めお客様に告知をしておく』
『家が潰れる前に予め雪下ろしをしておく』
自分がコントロールできる様々な予めをどれだけ準備できるように通常営業もしていきたいです。

なかなか、理想と現実のギャップを埋めることは難しいですが、1つ1つ近づけることを自分のコントロール出来ることに焦点を当てて行動をしていきたい。

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