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これからの日本は少子化が確実に進む。生徒が少なくなる学習塾や大学などはどのような対策をとればいいのか?

ある市場で優位性を保つ事ができるのが、人口減少時のマーケットでの定石なのかもしれない。

世界の人口は爆発的に増加しますが、これからの日本は少子高齢社会がより一層加速します。

その中で企業や私達が進むべき方向性はどうしたらよいのか?経営者でしたら正解がなくずーっと頭が痛い悩み事の1つです。

今回は塾などの教育分野で紐解いていきます。

少子化がすすんだら東京大学で定員割れが起きるのか?私はそうは思わない。価値をわかってくれる人がいるからだ。高い学問を志す方が無くなる事はありえない。


画像参照 東京大学のwikipedia

少子化により、塾は全て無くなって、大学も全ての大学が定員割れを起こすのか?という仮説には私は『NO』と声を大にして言います。

今よりお子様の10%人口が減ったら、塾の売上が一律10%減少して、全大学の申し込み者が一律10%減るのか?という事は現実としてありません。

教育分野だけではなく『全ての物事はこれからは二極化が著しく進みます

例えば塾1つ事例に挙げても、街の小さな塾屋さんはどんどん廃業、廃業予備軍に苛まれます。そして大手総合塾、予備校のような企業がそのシェアを獲得します。俗にいう『大手集約化』という現象です。

ここで補足を1つ。大きな塾屋さんが安泰というわけではございません。大手さんは大手さんで非常に経営も大変です。競合他社との切磋琢磨、規模感が大きすぎるための制約などに戦いながら最善の1手を探し続けます。

では小さな塾屋さんはどんどん悪くなっているのを指を加えて見ていればいいのか?というとそうではないのです。小さな塾は大手さんにはない◯◯があれば生き残る可能性があります

大手さんも駄目になる時は駄目になりますし、小さな企業でも健全に経営できます。

その決定的な差はなにか?と説明すると『市場優位性があるかどうか?』です。

市場優位性があると、その業界で必ず生き残れます。市場優位性が保てないと他社との差別化ができず衰退の道を歩みます。無敵は敵が無いと書いて無敵です。孫子は『戦わずして勝つ』という言葉を残されています。それほど『ある市場での優位性』は大切になります。

福井県の高校志願者による事例を挙げてみる

平成30年度の福井県の高校の志願状況を添付しました。定員が割れている高校と定員より高い倍率の高校があります。

高志高校という高校は定員倍率が1.7倍となっています。160人の定員に対して272人の出願者がいます。

理由はなぜか?それは『福井県で1番の進学校』だからです。10年後も高志高校は定員割れが置きないと予想します。(世界情勢や教育基盤、制度の大幅な改定がない場合です。)

高志高校は高志高校で解決しないといけない課題はもちろん沢山あると思います。定員割れにならないような努力はいつの世もどこの企業、高校もすべきです。

高い教育を受けたいという人は人口が減るかも知れませんが、ゼロにはなりません。むしろ、人口が減った時ことある意味、その価値が高まりチャンスになる時があります。

大学も同じです。大学では東京大学という大学はこれからも定員割れを起きる事はありえません。

しかし、地方の大学などは定員割れが起きるかもしれません。その時にはこの大学にしか学べない◯◯というのが大切になってきます。

企業も同じで、ここにしかない◯◯というのがどれほど準備できるのか?というのが大切になります。

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