有機味噌日本を桶から掘り出した。
- 2009/11/14
- 味噌のお話
先日、有機味噌日本を桶から掘り出した。
重しとフタをとりました。
フタをあけると、
味噌が醗酵した、
お酒みたいなアルコールの香り
がしました。
このお味噌は
去年の11月仕込み。
この桶も、
少し箍(タガ→竹の輪)が
緩んでいたのを
去年しめなおしたな~を
思い出した。
1年前の仕込んだ時は、
豆を煮て、塩が入った状態
なのに、
今は、食欲をそそる
いい香りと色合いになるのは
神秘的だ。
美味しい味噌になってくれて
有難う…。
う~~~ん。
いい色です。
食べてみると、
美味しいです。
簡単なコメントしか
できませんが、
ホントに理屈抜きで
美味しいです。
味噌を掘り出して
楽しい瞬間があります。
それは、重石を取り、
フタをあけた瞬間の
新しいお味噌の出会いと、
桶を掘り出して、桶が
空っぽになった瞬間が
よし、やったど~~~と
わくわくします。
少し、へんですかね…?
味噌屋やっていて、
これほど旨い調味料はないのでは?
と密かに思っているのが
この『たまり』です。
味噌を醗酵したときに、
不定期に出てくるものですが、
ときたま、たまりで
母が煮豆をつくってくれるのですが、
抜群に美味しいです。
火入れもしていない、
味噌屋さんだけが
味わえる調味料かもしれませんね。
1年たって味噌が出来るのは
菌の不思議な力だな~
とつくづく思います。