オーガニック・無添加・食品のお店

木桶を直す10年計画の見通しはつくのか?

木の桶が空きました。

木の桶が空きました。

 木の桶が空きました。

ささくれがひどい…。

ささくれがひどい…。

 

ささくれがひどいところがちらほらとあります。

木の桶を大切に…。

木の桶を大切に…。

 

決して、木の桶を粗末に扱っているわけではないのですが、
味噌が入っていない上部の桶の肌は
朽ちてしまいます。

朽ちると、
木のクズがはいり、
異物混入の可能性があります。

『ささら』という道具を
用いてなおしていきます。

 

…味噌蔵に80本ほど
木の桶が在ります。

一本一本直していかなければ、
ならないのですが、
1年に5本(すごいハイペース)
直しても(お手入れ)、
16年かかる…。(全部が直すべきものではないのですが…。)

今、大桶作れる桶職人さんは3人しかいない…。

大阪の桶師 上芝(うえしば)さんは
お年はお聞きしたことないが、
推定60歳ほど…。

15年後は軽く70歳を超える…。

大桶は力仕事と技術が必要。

蔵の桶を直す
桶作りの技術・伝承が
途切れてしまうかも知れませんね。

ずっと前、
上芝さんが
『あんさんは、若いんやさかいに、
これから、北陸地方の桶は自分が
みるんや!!位の
気持ちでしな、
桶の技術はなくなるで~~』

とか、
一緒におそばを食べに行ったときに
お聞きした。

『そんなの、急には無理やし~~~~』

とか、心の中で思いました。

自分は桶直して、まだ1年ちょっと…。

序の口もいいほうですね。

82歳の会長が
桶とか、木材に詳しいから、
なんとかやっていけるが、
10年後は
『自立』することを
考えておかな
ダメですね。

味噌作りのこだわりー木桶で仕込むこと。

味噌作りのこだわりー木桶で仕込むこと。

余談ですが、

太古から、
神社の御神木は
杉の木でした。

神棚とかもそうですね。

神話の言い伝えで、
神様は杉木をつたって
人間界に
降臨すると
言われているからです。

木桶もほどんどが、
杉の木。

桶なくなったら、
神様、味噌蔵におりてこれるかなぁ…。

またまた、余談ですが、

一杯何千円もする、
プレミアムウイスキーは
大抵オーク(木の樽)にとことんこだわり
醸されています。

http://www.theglenlivet.jp/brand/story/index.html

昔も今も、酒つくりの職人さんが
オーク仕込みで醸せる
色、味、香りに
誇りと理念があるからでしょうかね?

2009年初詣 4

西洋や洋酒の世界では、
桶や樽の事が重宝され、

日本は桶のことなんか
見向きもされないのは
なんでだろう…。

紐解くと
いろんな歴史があるのですが、
また、後日…。

月別

マルカワみそ オンラインショップはこちら