味噌汁は毎日食べても飽きが来ないのか?根拠をまとめてみた
- 2010/10/03
- 勉強になったこと > 味噌のお話 > 紘一郎のプライベートな話 > 麹のこと
ご飯とみそ汁は毎日食べても飽きがこない代名詞
としてよく挙げられる。
その理由を味噌の観点からまとめてみた。
味噌は飽きがこない食べ物なのか?
味噌汁は毎日飲んでも飽きない理由は
結論からいうと3つでてきた。
◆味噌の種類が豊富。
◆具材のバリエーションが豊富
◆一般的に日本人は味噌汁がすき
なかでも2番目の具材ことが個人的に強いのではと感じた。
味噌は種類が非常に豊富
味噌の種類は
原料で分類しても
米味噌、麦みそ、豆味噌、そして、それらを合わせた調合味噌。
色で分類しても、
赤色、淡色、白色と分類される。
味で分類しても、
甘口、甘味噌、辛口味噌と分類される。
また、作り方も地方によって、
大きく違いがあるのも特徴。
味噌汁の具が多種多様に組み合わせられること
味噌汁の具材は
肉、魚、野菜など幅広い。
季節で取れたもの、地元でとれたもの、
味噌汁に浮くもの、沈むもの、動物性のもの、植物性のものなどなど…。
相対的になるものも具として取り組みやすいので、献立のバリエーション、見た目、味、香りの面でも毎日飲んでも楽しめる。
そして、各々の具材を一緒に入れても
ケンカすることなく非常によくまとまる。
冷蔵庫の余りもの同士でも
味噌汁にすれば、たいていは上手くいく
こんな素晴らしい料理は
他の国の調味料(ケチャップなど)ではできない。
卓上調味はできても、
加熱調味や具材を活かす繊細な
味付けは不可能ですよね。
味噌か醤油の発酵文化のみの特徴。
味噌そのものも変化している
味噌は生きている『生みそ』ならば、
毎日発酵している。
そのため、味噌が毎日風味と香りが微妙に変化する。
日本人や和食の繊細な奥行きのある味覚を育ててきたのも、
こういった味噌のお陰かもしれない。
日本人は一般的に味噌が好きな為
みそ健康つくり委員会がネット調査で
『味噌汁は好きですか?』 というアンケートを調査。
71,3%の方が『味噌汁は好きだ』
24,7%の方が『どちらかといえば好きだ』
と回答。
合計96%の方が好きな分類に入る。
言われてみると
味噌汁が嫌いで嫌いで仕方がない人に
今まで出会ったことはない(笑)
まとめ 味噌は日本人大好きな食べ物である
味噌のことをまとめてみると、
味噌は日本の食文化に非常になじんだものなのだなと
実感。
健康食品として、調味料として、
食べ物として意外と知られていない
味噌や発酵食品。
もう少しこのようなことが
評価されてもいいですね。
味噌を作ることを仕事としているが、
こんなお味噌が改めて大好きになった。
米蒸しに3年。豆の炊きに5年。味噌の仕込みに一生かかるとは
よくいったものだ。