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アメリカのエレキギターメーカー『Gibson(ギブソン)』が破綻。その時に清川メッキ工業の社長の言葉が頭によぎる。

『屏風も広げるとちょっとした風で倒れてまう』by清川メッキ工業 清川社長

(画像はギブソン社のHPから引用)

日経新聞の記事にアメリカの高級楽器メーカー『Gibson』が経営破綻して、日本の民事再生法に当たる米連邦破産法11条の適用を米国裁判所に申告しました。

Gibson社はこれを機にオーディオ機器などの不採算事業から徹底し、ギターを含めた楽器ビジネスに専念する方向性で舵取りを行います。

老舗企業だからといって安堵できない市場変化の速さ、激しさ。

ギブソンという会社は1894年創業のギター製造会社で、フェンダーギターと並ぶ有名なギターメーカーでした。誰でもエレキギターを弾いた事がある方ならギブソンレスポール・カスタムに強い憧れがあったと思います。

プロミュージシャンも愛用しています。国内ですとB’zの松本さんや、海外ですとジミー・ペイジさんやジョン・レノンさんです。楽器業界ではトップメーカー。リーディングメーカーです。

しかし、アメリカの音楽市場はギターをあまり使わない『ヒップホップ』が人気になり、エレキギター市場も縮小傾向が続いていました。

その中でギブソン社はギター専門から経営を多角化していきました。

オーディオ事業や音響事業などを買収していきましたが、中国市場の競争激化に巻き込まれて負債5億ドル(約550億円)もの負債を出しました。

新しい事に挑戦するのはいけないことではない。しかし、無敵とは敵が無いと書いて無敵。

この記事を拝見しまして、パッと頭に浮かんできたのは、『清川メッキ工業』の清川社長の言葉です。

私はメッキ一筋。メッキのことだけを考えてきました。少し会社がうまくいった時は『清川さん、こんな新事業いかがでしょうか?』うまくいかない時も『清川社長◯◯はいかがでしょうか?』と言われ続けていました。

しかし、私は一心不乱にメッキに没頭しました。穴掘りで例えると、2つ、3つの穴を掘るのでなく、1つの穴をとことん、誰よりも掘り下げていきました。

その結果『ナノメッキ』というのが産まれました。

というお話を今でも覚えています。そのナノテクノロジーのメッキは世界で活躍されています。素晴らしいお考えで経営されていて、私が尊敬する社長の一人です。福井県が世界に誇る企業の一つです。

私も清川社長のように一心不乱に『味噌』について掘り下げていきたいものです。

この記事と清川社長の言葉で共通することは、競争に巻き込まれてはいけないオンリーワンの技術を磨くこと。そんな事を感じました。

特に特定の業界でなく、すべての業界で言い切れることは、今は世界の工場とまで呼ばれている中国市場がある程度の技術力と品質力、販売力を身に着けて、市場を台頭しています。

その事実をどう捉えるのか?その市場でどう優位性を保つのか?それが要諦だと感じました。

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