感情はビジネスの判断を誤る事がある。どれだけ感情を自分のコントロール下におけるのか?人間に備わっている『理性』を高めたい。
- 2018/05/28
- 勉強になったこと
『動機善なりや、私心なかりしか』by稲盛和夫
先日、顧問社労士さんとお話をした時の挿話があります。
『(あることで悩んでいて答えはわかっているのですが、)頭では分かっているのですが、身体がついていかないのです。』と私が相談事を持ちかけた時に一言。
『感情は判断を誤らせる事があるよ。』
そんな事を教えてくださいました。
私生活では感情があることはいいことだよ。しかし、仕事は感情はなるべくコントロールした方がいいよ。そんな助言をいただきました。
人間は感情がある生き物。しかし、クルマで例えると感情は後輪。それをコントロールするには理性が大切。
人間の行動でもコントロールできること、とコントロール出来ないことがあります。
クルマで例えるとわかりやすいです。
自分という人生を自分で舵をとっています。このクルマは過去という方向にはバック禁止です。過去を活かして、未来にしか進めません。非常に前向きな設定になっています。他人のクルマも舵取りはできません。
ハンドルは願望です。自分が思っている方向に舵をとります。前輪は、思考と行動です。そして後輪が、生理反応と感情になります。
コントロールできる事とできない事は事例を挙げると簡単にわかります。
- ○右手を挙げてみる(行動)
- ○頭の中で黒い猫を思い浮かんでみる(思考)
- ○今から汗をかいてみる(生理反応)
- ○お味噌汁の事を嫌いになる(感情)
この中でコントロールできることとできない事がありましたね。そうですん。前輪の思考と行動はコントロールできますが、後輪の生理反応と感情はコントロールできないです。
また、感情に舵を任せると、行動などが暴走しますね。怒りのあまりに人を傷つけたり、やけ食いしたり、悲しみを紛らわすために酒やタバコ、ギャンブルに溺れてしまったり。
後輪に舵が奪われると、未来が自分の行きたい方向と違う時に向かう時があります。
悲しい時や怒りの時も、前輪の判断を誤ります。嬉しい時や楽しい時も前輪の判断を誤ります。
ではどうしたらよいのか?というと『理性』という他の動物には無い人間に備わっている能力を高めないといけません。
理性とは、道理に基づいて思考して判断する能力です。
チンパンジーなみの理性しかない私はこの『理性』を高める事が大切と顧問社労士さんとお話をして感じました。いつもありがとうございます。感謝しております。