人生に節目があるように、日本の歴史にも節目がある。どうも日本の歴史は40年周期で節目があるようだ。
- 2018/07/18
- 勉強になったこと
人生80年ということはそれぞれ外部環境の節目に2回ほど遭遇することになる。
竹に節目があるように、人生にも節目があります。そして、その節目は実は日本史にも該当します。
人生には進学、就職、結婚という節目があると言われております。
では日本史はどのような節目があるのでしょうか?今回は歴史から学んでいきます。
近代日本史でまとめますと、
- 1868年 明治維新
- 1905年 日露戦争
- 1945年 太平洋戦争敗戦
- 1985年 プラザ合意
このような流れになります。
約40年周期で流れがきていますね。
1つ1つ説明していきましょう。
1868年の明治維新について
今までは江戸幕府という徳川政権で日本国が成り立っていました。
江戸幕府は鎖国制度や身分制度によって、封建社会を築き上げていきました。
封建社会とは、君主と臣民がはっきりとした社会です。それが崩壊します。日本は文明開化、西洋思想を積極的に受け入れていきます。
1905年 日露戦争について
明治維新後は『富国強兵』というスローガンの元、欧米諸国に追いつけ追い越せの精神で邁進します。
日露戦争に結果として勝利して『強兵』の仲間入りをします。軍事力で国際社会に追いついたのです。その結果に味をしめて、これからの日本は軍事化に進んでいきます。
1945年 太平洋戦争敗戦について
軍国主義のなれの果てが多くの犠牲者を出して、『ポツダム宣言』による全面降伏を行います。一番犠牲になったのは軍人さんではありません。民間人や無限の可能性があった前途洋々な若者なのです。子供、女性、社会的弱者の方々が犠牲になったのです。戦争は二度と起こしてはいけません。いのちあるすべてのものが不幸になります。
日本は『耐え難きを耐え、忍び難きを忍び』の精神で邁進していきます。『強兵』では日本はダメだったので、今度は『富国』に力を入れていきます。
1985年 プラザ合意について
戦後の焼け野原から日本は世界があっ!!と驚くような経済成長を行います。経済面でも国際社会で重要な地位、役割を担うほどまで成長しました。『富国』で成功したのです。
日米間で莫大な貿易黒字を出しましたが、この貿易摩擦を解消すべくプラザ合意が行われました。これによって経済成長は終わりを告げます。
『富国強兵』の後の日本の現状とこれからについて
この明治維新から150年の間で日本は『富国強兵』を求めていました。
求めていった結果、今の日本があります。今から日本という国はどこに向かっていくのでしょうか?
私の見解ですが、モノはこの150年で格段に良くなりました。経済の低迷などが叫ばれていますが、所得によっては貧富の差があれども日本人の暮らしは桁違いに良くなりました。
『衣食住』を40年単位で比べて見ると明らかです。
しかし、しかし、これからの時代は『富国強兵』の時代ではない。それは終わったと私は自信を持っていえます。時代錯誤だと。
次の40年の節目はなんでしょうか?
私はふと、2011年の東日本大震災(プラス2018年西日本集中豪雨、つけくわえて福井豪雪(小声))なのでは?と考えました。あの震災や災害で日本人の価値観が変わったという方がほとんどです。
しかし、最近は次の節目はまだ来ていないと考えるようになりました。過去を振り返ると、今までの150年の出来事はすべて日本人が考えて行動して発生した出来事なのです。
大地震や自然災害は人間ではコントロールできないことです。きっと次の節目は人間が考えて行動というコントロールできる範囲内での結果だと私は考えています。東京オリンピックが終わった後でしょうか?その時の日本や世界情勢はどうなるのでしょうか?
戦争ではないことを私は心から祈っています。再び強兵政策で行くのは150年前と変わらないです。過去の歴史を繰り返すのではいけません。歴史から人は学ぶべきです。
予想や想像はどこかにおいておいて、確実に言える事は『これからはモノや富国強兵ではなく、心の豊かさ』だと私は思っております。
皆様は次の40年はどのような節目になると思いますか?どんな節目をどのような状態で迎えたいですか?思考は具現化しますよ。
今、日本はモノは豊かですが、心が豊かではありません。心の飢餓や病で苦しんでいます。私は悲しいです。胸が辛いのです。いのちを大切にしたいのです。特に最近強く感じるようになりました。もし一杯の温かいお味噌汁があったら。お父さんやお母さん、そして未来の子どもたちが元気100倍になる発酵食品があったら…。
親からもらったこのいのち。いつかは人生の幕を閉じるときがきます。一日一日、一歩一歩進んでいきます。