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被災された宮城にお手伝いで行ってきた

宮城の成澤農園にお手伝いにマルカワみその兄弟2人が行ってきた

先日、宮城の成澤さんのお手伝いに宮城まで行ってきた。

成澤さんとマルカワみそ兄弟

被災された宮城の登米まで車で行った

宮城県の登米市にいろいろ思うことがあって、ボランティアでお手伝いに行こうと決意。

最初は『社長、今週宮城まで行ってきます~』とひとりで行く予定でした。
しかし、『つくまでが一仕事で、ついてから何も出来ないのでは?』と言われて
弟の紘徳さんが一緒に手伝ってくれた♪

宮城に行くまで寝泊りは寝袋

宮城に行くということで、色々と準備した。食糧や寝袋、ランプなども準備した。
車に乗り込み、いざゆかん!!という時に事務員さんに車内を見られて『PSP』というモノがあって
大ブーイングを頂いた(笑)

『紘一郎くん!!!遊びに行くと違うんやで~~~!!』

もちろん宮城に着いたらやるヒマなんてないですが、片道700キロ約9時間の長い旅路には携帯ゲーム機は必要かもしれませんね。車の中はiPodが大活躍した♪


大きな地図で見る

東北自動車道は20キロほど渋滞した

金曜の14時頃出発して、福島のサービスエリアで24時頃仮眠をとった。寝ている間も余震があって、車の中でも怖かった…車内で弟と話していろいろ喋った。
『マルカワみそもなんだかんだでこんなに(出荷や仕込む量が)大きくなるとは思わんかったわ…』というのが印象的だった。…ちなみに持参した『PSP』で寝る前にひと狩り行った(笑)

東北自動車道は渋滞

午前5時頃、再び出発して宮城に向かった。福島西インターから福島飯坂インターまで事故のため渋滞していた。『全然進まへん…』と弟とつぶやく…

宮城の道路は地割れや陥没が多々あった。

宮城の道路状況

最初、勾配がきつくて、結構道路のコンデションが良くないなぁ~と思っていたら、
地面が割れていてそのせいで段差や割れが生じたようです。

道路が地割れしている

道路も縦にわれていたり、横に割れていました。

工事をされている方々は忙しそうだった

震災から約一ヶ月後にお伺いしたが、道路を舗装する業者様たちはお忙しそうだった。

車内も揺れる

車内からパシャリ。亀裂の箇所は道路の隅にカラーコーンが設置されておりました。
@紘徳『兄ちゃん、運転荒いよ~、ギアチェンジしてるか~』

@兄ちゃん『オイオイオイ、この頭文字Dことこの俺がエンスト紛いのことをするわけないじゃないですが、起伏が激しいだけっす。』辛酸甘苦を共にした愛しの『ゴーイングメリー号』ことボンゴでそんなことはしません。最近、17万5千キロまで到達した。20万キロの大台まであと少し…

電線が地震で降下

帰路に着くときも、コンビニ寄ろうと思ったら、電線が降下していた。車が巻き込まれたら危険ですね。

成澤さんは被災されてから約10日間ハウスの中で生活された

3月11日に大きな揺れがあり、食器などが割れて家の中は危険と判断された成澤さんは苗の育苗をするためのハウスにテントを立ててそこで生活されたとのこと。

成澤さんとテント

すこし、仕事を終わったあとに写真を撮らさせて頂きました。

ハウス

お邪魔しました。

ハウスの中

電力などは車の電気を借りて、必要な情報を入手したりされたとのこと。改めて震災がどれだけ凄いかがわかった。

成澤さんの田んぼも少し見せてくださった

成澤さんの田んぼ

もともと湖の近くだった所に田んぼがあった箇所は液状化や地割れが見られた。

液状化の田んぼ

液状化された水田の写真です。

液状化(えきじょうか)とは

液状化現象とは、地震の際に地下水位の高い砂地盤が、振動により液体状になる現象。これにより比重の大きい構造物が埋もれ、倒れたり、地中の比重の軽い構造物(下水管等)が浮き上がったりすることらしい。(参考サイト ウィキペディア)

液状化の水田

液状化された箇所が何箇所かありました。

液状化された土

土の質は非常に粒が細かく、サラサラしていました。水はけもよさそうな感じですね。これが農作物(水稲)にどう影響するのかはよくわかりません。

水田には地割れ

地割れの箇所も何箇所もあった。

地割れ

アップで撮影してみました。液状化や地割れなどがありますが、減収しないといいですね。

自然栽培の土

宮城の大学の方が研究で成澤さんの田んぼの土をほったあとがあった。表面から10~15センチくらいの土を拝見。

成澤さんの田んぼの土はとても柔らかくて手でも簡単に掘れました。

成澤さん、いわく、この下部の土でも赤くなっているのは酸素が入っている証拠。酸素がはいるということはそこまで水稲の根が根づいている証らしい。神がかったお米ができるのはこういった所以からですね♪

成澤さんの乾燥機施設周り

乾燥機の土台が割れている

揺れで土台の箇所が割れていた。

乾燥機周辺は秋頃から使われれるということなので、
修理もボチボチとするらしい。

ダクトが取れてしまった

乾燥機のダクトが取れてしまったらしい、3~4メートルの箇所なので設置・修理も大仕事ですね。

折笠式ハイブリット方式

また、北海道の折笠さんから頂いた機械がトラクターに設置されていた。これでワラなどをまんべんなく散らすことができますね。弟いわく、ガンダムのファンネルのようだとのこと。
…確かに、ガンダムというかシャアがのるナイチンゲールのようですね(笑)

そういえば、社長の案ですが、うちも大豆を育てるときにリスク分散の意味をかねて同じ豆で多品種栽培を導入したのを思いだした、成澤さんに『成澤さん、成澤さんの所も【折笠ハイブリット方式】を導入しているのですね~』といった。そんなことをいったら成澤さんが笑った(笑)

◆【折笠ハイブリット方式】とは?

勝手に名付けた名前です。北海道で大規模自然栽培されている折笠健さんのやり方を参考にして混合して導入したやり方。

成澤さんの農作業のお手伝い

成澤さんのお手伝い

今まで、報告のような形になりましたが、ちゃんとお手伝いもさせていただきました。

やったこと、苗の種の管理・手入れ。倒壊した米袋の整理、保管倉庫への運搬。資材整理、片付け。苗の機械のラインの組み立て段取り。

しかし、お役よりお邪魔になってしまったことも沢山あったかもしれないなぁ~と帰路に着くときおもいました。…無念。

…ほんの少ししかお手伝いはできませんでしたが、一生懸命されている成澤さんと息子さんの栄優生(よしゆき)さんはえらいなぁ~と感じた。

栄優生さんとは年も近いし、いろんなコトで話があったので、こんど、大事にしていた初回限定版のとっておきのブルーレイを送ろうと思った(笑)また、帰路に着くときに一人で500キロ位はイケル!と再認識。しかし、最近腰痛が悪化した。重い荷物を持つし、長距離の運転があるので、どうしても腰に負担がかかりますね。

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