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同族経営には同族経営の問題点があります。問題点を把握したうえで大切なポイントは3つあります。

同族経営のポイントは従業員を大切にして、情報公開を行い、仕事姿勢は謙虚であることです。同族同士の争い事はいけません。

皆様は同族経営という言葉を聞いてどんな事をイメージしますか?

私は松下幸之助さんの秘書をされていた江口克彦さんの記事をみて非常に考えさせられました。

今回のブログでは同族経営の問題点をまとめて、同族経営者の解決しないといけない行動や課題を明確にしたいと思います。

同族経営の規模と数字にについて

日本の会社の96%は同族経営と言われております。

日本ではTOYOTA、CANON、SUNTORY、竹中工務店、ヤンマー、大塚製薬などの企業あります。マルカワみそも小さな会社ですが同族経営です。

世界の有名な企業ですと、ウォルマート、Volkswagen、Ford、コーク・インダストリーズ、BMW、PEUGEOTなどの企業があります。

日本の大企業では同族経営会社は30%ほどになります。同族経営会社に勤務されている方は約2,880万人にもなります。

つまり、大多数の従業員さんが同族経営の会社で仕事をしているという現状があります。

日本企業をよくしたいのであれば、同族経営の問題点を解決しないと言っても過言ではありません。まずは自分からこの問題と向き合って解決していきます。

同族経営のいいところも沢山ありますが、同族経営で会社経営をするとどのような問題点があるのでしょうか?

  • い.会社が自分たち同族の為にあるものと思い込む⇒従業員さんの配慮が欠けがちになる
  • ろ.同族間で相手の気持ちを推し量りながら、なんとなく物事を決めてしまう⇒そのために責任の所在や自覚が希薄になる
  • は.同族が傲慢になり、従業員さんに対して『上から目線』になる⇒自主自立性のない社風になる
  • に.同族間で緊張感がなく、馴れ合いになる⇒お互いに経営者として切磋琢磨しなくなる
  • ほ.会社を同族で私物化し、会社の資産を公私混同する⇒ときには資金横領もする
  • へ.同族だけに関心がいく状態になる⇒従業員さんの教育が疎かになる
  • と.同族がゆえに感情があからさまになる、同族同士で不和喧嘩となる⇒対立して経営が混乱、衰退する
  • ち.同族同士で経営理念などを共有、理解しているも、従業員さんへの徹底を怠る⇒会社にまとまりがなくなる
  • り.同族である自分たちが分かっているから、事業目標、理想などは従業員さんは知らなくてもいいと思いこむ⇒従業員さんとの間に溝ができる
  • ぬ.同族で情報を独占し、従業員さんに対して秘密主義をとる⇒会社に一体感が喪失する

上記のような問題点が浮き彫りになります。

同族会社は従業員さん思いではない、秘密を作る、傲慢になるという問題点を指摘しております。

そして、同族間で対立、抗争する可能性も孕んでいます。

皆様の勤めている会社はどの項目が該当しますか?

この点だけ挙げると同族会社って問題点ばかりですね(汗)いいトコロも沢山ありますよ。本当です♪

私ごとで大変恐縮ですが、2,3年前は『ほ』や『と』の項目が自分の中で非常に浮き彫りなってきました。

自分でもいけないな、どげんかせんといかんな、、、と思いながら惰性や感情で動いていた時もありました(汗)

今、振り返って、反省すると、私の場合は同族経営による単なる甘えそのものでした。申し訳ございません。

しかし、問題がない会社や人生はないのです問題が問題ではないのです。問題にたいする捉え方が問題なのです。

良い会社にしたいのなら、その問題にどう立ち向かうのか?というのが大切になります。

KPT(KEEP PROBLEM TRY)の3つの視点から考える

KPTという問題解決手法があります。

Kはkeep(継続)Pはproblem(問題)、Tはtry(挑戦)という事です。

keepで今までの会社経営で良かったこと、これからも続けていきたいことを洗い出しします。

problemで問題点や課題を洗い出しします。

tryで今後試すこと又は、問題点を解消する方法を考えます。

自分自身がそうでしたが、(いまでもそうです(汗)会社をもっと良くしたい!という気持ちが強ければ強いほど、足りない部分のproblem(問題)に目が行きがちになります。同族間ですと、その問題を押し付けようとする気持ちも出てきてしまうのです。

同族間で一緒にやってきて『良かったこと、続けたいこと』を認めて、それを共有しつつも『新しいなにかに挑戦』もしくは『問題を解決するための具体的案』を構築するのが同族経営者同士の心構えなのかなぁと感じています。また、この考えって、夫婦関係や親子関係、あらゆる人間関係に対して言えることなのだなと感じました。

これからの会社経営は『人軸経営』『ガラス張りの経営』『雨が降ったら傘をさす経営』こんな言葉が大切になると確信しています。

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