もやしもん9巻を読んで感じた『食べ物についてと人間の購買心理』一体何が正しくて、何をすればいいのだろうか?
- 2010/07/19
- 勉強になったこと > 味噌のお話 > 紘一郎のプライベートな話
もやしもん9巻を読んだ。
もやしもんとは
菌が見える特殊能力の主人公の
農業大学でのキャンパスライフの物語です。
…。結構、同業者(=味噌屋さん)は読んでいると思います。
あと、麹カビのミソとなる、
アスペルギルス・オリーゼが
カワイイですね。
みていて癒されます。
マンガ大好きの私は
いつかアスペルギルスオリーゼを
イラストでかければと思い、
陰ながら練習中です。
というか、丸ばっかですね。
9巻は少し、お固い話が
出てきました。
『食料自給率』 の話から始まり、
『食と農業』のことになりました。
マンガで一番の頭脳キャラの教授が
こんなことを言っていました。
『みんな分かっているが言うのが
怖い諸刃の剣だ』
何のことか??
簡単にいうと、
こんな物語のことです。
ーーーp57 から引用ーーーー
安心・安全な無農薬野菜を作り、
個別に販売しようとした農家が購入者を募集。
↓
募集は大人気。
集まった方の説明会を開きました。
↓
無農薬というのは
とても大変な栽培法。
生産者だけですと、
『除草』が追いつかない…。
なので、皆様に御願いがあります。
↓
毎日の除草を御願いしたいです。
この募集者ならば、 週に一回くらいで
シフトが組めます。
↓
この一言で参加者激減。
↓
それでもと参加した
人々が放った言葉は
『こんなに辛いならば、農薬使った方がいいのに…。』
↓
これで農家の心は折れた。
とか。
ーーーーー抜粋終わりーーーーーー
大学教授は
ここから議論を
『消費と生産』の話題に
展開します。
簡単にいうと、
『みんなが消費者。消費から生産が産まれる。
要求から商品をメーカーが作る。
作ったモノを選ぶのは自分であり、消費者様よく知ることが大切。』
その後は、
各々の個性あふれるキャラクターの立場から
意見が出ました。
マンガなのに深く考えられました。
マンガっていいですね。
ちなみに好きなマンガは
結構たくさんあります。
手塚治の『ブッタ』→『生命はすべて繋がっている。この大自然の中では人間もけものも同じ仲間。その仲間同士助け合い生きるのが掟。』
『ブラックジャック』→『人間が生き物の生と死を自由にしようなんて、おこがましいと思わんかね』
井上雄彦 『スラムダンク』→『オヤジの栄光時代はいつだよ?全日本か?オレは今なんだよ』
その他にも
夢や希望を与えるマンガって一杯ありますね。
… 今のマンガは薄っぺらくて
全く読みませんが、このもやしもんは
仕事上、また、興味もあることがあるので
結構欠かさず読んでいます。
特に9巻は内容が濃かったですね。
ドラマ化おめでとうございます。<m(__)m>