味噌桶の中のみそが無くなったので移動した
- 2011/05/09
- 味噌のお話
木の桶がカラになったので移動を行った
味噌桶の中身の桶が空になったので、移し替える移動を行った。
写真の桶は少し上部の竹の輪が緩んでいますね。
お味噌屋さんも機械をある程度導入しても、
肝心要のところやどうしても人の力でやって置かなければならない箇所が多々あります。
木の桶の移動は運搬機で移動します。
木の桶を運搬機で移動します。自分たちの中では『中島運搬機』と呼んでいて
3000キロ以上の重量を持ち上げて運搬することが可能です。
それにフォークリフトを使い移動していく…。
いろんな蔵元様の現場を見学して気づいたことですが、味噌屋さんで、桶を動かして味噌の充填を行うよりも、容器や桶を動かさないで、中身の味噌を移動して味噌詰めする蔵元さんが沢山いらっしゃった。
確かに桶を移動するより、詰める味噌を移動したほうが、小回りや生産ラインの入れ替えという面では
いいかもしれませんね。マルカワみそでは桶を充填場まで移動して行っている
リフトと運搬機で
架台のちょうどの高さにフォークリフトを持って行き、後は人間の力で持ち上げて、水平移動していきます。
桶はだいたい空の桶で200~300キロくらい?あるようです。
この時に桶の下部を持ち上げるのですが、指や爪を挟まないようにしなければなりますせん。
持ち上げるときは一人では厳しい時もありますが、水平移動するときはたいてい一人でやります。
…先日、桶の底に左手中指の第一間接と人差し指の爪の部分が挟まったときは悶絶ものでした。
よく、戦時中はドイツのゲシュタポや日本の特高警察が情報入手の為、爪を攻めるとか、はがさないとかききましたが、自分が秘密の情報をもっていたら、ソッコーで口を割ろうと思いました。『だって痛いもん』
爪の部分は想像するだけでも痛いですね♪少しそのことを身をもって知りました。
リフトに移し替え完了です。この後は運搬もリフトでできるので、一安心ですね。
空いた桶は味噌の仕込みが来るまで、置いておきます。