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異物混入対策には『毛髪』『金属』『小虫』の3つの観点で掘り下げる必要があります

マルカワみそにお客様が来福される

先日、マルカワみそにさるお客様がいらっしゃいました。

今、話題の塩麹についてお問い合わせいただき、工場の視察と、麹がどのようにできるのか?ということをチェックしに来られました。。。

非常にタイトなスケジュールで、事前に書類等々を用意したが、途中で何度も割り込みの仕事や電話がなって、中座しました。ウチの代表がずっと対応をしていました。

マルカワみその工場

100点満点のチェックシートから減点方式での工場視察

味噌蔵の中を視察するにあたって、いろんなチェック項目がありました。

バインダーにチェックシートが挟まってあり、それに基づいてマルカワみその社内を視察されました。

後で、お聞きすると、チェックシートは最初100点満点からスタートされるようです。。

減点マイナス20点で(100-20=80点がボーダー)新規でのお取引は無くなるようなシステムのようです(汗)

チェック項目は品質管理や入室管理の仕組みや記録、書類があるのか?や、異物混入の対策等々いろんな項目があった。

常にドキドキしてしまいました。もし、『河崎紘一郎という存在がいるのか?(存在していたら、マイナス18点)』という項目があったら、終わりだな…と思いました(笑)

異物混入の原因は3大要素がある

非常に塩麹の品質管理の面で色々と教えてもらうことが多かった。

異物混入を防ぐためには、『毛髪』『金属』『小虫』の3つの観点から掘り下げると良いといまれました。

大きく分類するとこの3点の対策でほとんどの異物混入が防止できますよと言われました。

毛髪の異物混入について

人間の毛髪は約10万本存在していて、一日に50~100本位抜けるそうです。

営業時間中でも1人が50本(平均して)抜けたら、10人現場の従業員がいらっしゃったら、500本の髪の毛が落ちますね。

そのため、入室管理(コロコロローラー)と着帽をしっかりしなければなりませんよと指導をいただきました。

入室管理の仕組みや工場の仕切りについても色々とアドバイスをいただきました。

モノや商品を床に置かないようにするのはもちろんのこと、なるべく、地面より高い場所で作業をすると、ベターを指摘をいただきました。

床に髪の毛が落ちていることがあるので、それが、風や人の移動によって、舞うことがあるようです。

一日何本落ちるのか?なんて計算したことなかったのですが、確かに計算するとそれだけ抜けるということになりますね。

商品を守るという意味でも、お客様を守るという意味でも、従業員さんを守るという意味でも非常に為になりましたし、おもしろいなぁと感じました。

金属の異物混入について

商品として一番、リスクが高いのは金属の異物混入だと言われました。

髪の毛などはまだ、人体に(生死を問うほど)影響はないのですが、金属はものすごくリスクがありますよ。と指導をいただきました。

マルカワみそでは金属探知機とウエイトチェッカーを作動していますが、指摘されたところは、金属探知のテストピースをオープン作業とクローズ作業で行うことと言われました。

味噌を作る時に生産ラインを開始する時に、いちど、テストピースという金属がわざとなる金属の破片のようなもの?を流しますが、終い作業でも正常でしたという証明をするために、チェックして、記録したほうがよりよいと言われました。

なるほどと思いました。また、金属探知の感度を鉄、ステン共に、『3.0』という設定にしていたのですが、それも何故?そのような設定なのか?なぜ?根拠があるのか?と『なぜ?』の掘り下げがありました。

トヨタ生産方式では『なぜ?を5回繰り返そう』というのがありますね。

小虫について

捕虫シートが月に小虫が5匹以下であることが、工場として、望ましい小虫対策のようです。

味噌は匂いもありますので、虫がよってきやすい、環境にあるようですが、この点は、イカリ消毒さんとしっかり打ち合わせを行い、小虫や害虫が少ないようにすべきと指導をいただきました。

何のために異物混入を防ぐのか?

最後に非常に為になることを教えて下さいました。

異物混入とかの対策は、お客様を守るためでもありますが、会社を守るため、従業員さんを守るためという面でも大事ですよ。と言われました。

今までは、異物混入は駄目だ、何をしなさい、これをしなさいと色々と言われることがありました。

しかし、従業員さんも色々と記録や書類とかは煩雑ですが、いろんなことがある、このご時世ですから、従業員さんを守る。不幸にさせない、という意味でも、こういったことはできることか色々となぶっていかないとイカンと思いました。

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