蔵付き麹菌で仕込んだ有機玄米麹が出麹になった。
- 2013/05/25
- 味噌のお話
有機玄米麹が出麹になった
有機玄米麹の出麹を先日行った。
麹の需要は冬にピークを迎えるが、今の時期でも甘酒作りや、塩麹作りなどでお引き合いをしばしば頂きます。
有機栽培されて精魂込めた麹がお客様の手元に届いて、お客様発酵ライフのお役に立つことは非常に味噌屋として嬉しいです。
麹作りにおける出麹(でこうじ)とは?
出麹とは、麹菌の繁殖具合がベストな状態になったと判断した時に、温度管理できる麹の部屋から米麹を出すことです。
この出麹までの製麹時間や温度管理によって、同じ麹でもまったく違う品質になります。
しばしば、お客様の声でマルカワみその麹は非常に良い香りがする。とお客様のご感想をいただきます。麹の香りが良い麹の絶対必要条件なので、良い香りがする麹が作れることはマルカワみその作る技術が優れているのですね♪
出麹の時はマルカワみそは円盤のスクリューからでていく
写真のように出麹の時には、円盤スクリューが回転をして、麹を外に押し出していきます
温かい麹を触っていると手がツルツルになります。
この時の、瞬間はなんとも言えない気分になります。
お客様の元に届くまでに、手間暇こめて出来上がる
一粒の麹ができるまでに、工場長は自分の娘のように思い、手塩にかけて、麹つくりに励みます。
会心の出来具合の麹ができると、出荷に出したくないなぁ…と思う気持ちが少しわかりました。
しかし、床の間に飾るわけにはいかないので、お客様の元に行っても元気でねん!!元気に醸せよ~♪