オーガニック・無添加・食品のお店

国産有機大麦の貴重さ、そこにある、生産者様の思い…。

群馬の有機大麦。

群馬の有機大麦。

 今日は、群馬から来た有機大麦を精白した。

 国産の有機格付け(有機認定の承認がおりたもの)
 された大麦の年間生産量は
 たったの556トン(平成18年 農水省統計)
 国内自給率0、06%という数字しか生産されていません。

 556トンという数字は一見単位が不慣れで、
 沢山生産されてそうに見えますが、
 日本の人口約1億2,000万で割ると、
 一人当たり4,6グラムという計算になります。

 たとえ話ですが、
 1,5斤の食パンを作るのに、
 小麦粉はおよそ300グラム使います。

 国産有機の麦は原麦で4,6グラムですね?
 パン一切れ食べれないのが今の状況です。

 4,6グラムの原麦(精白されていない麦)
 では、消費者様のお手元に届くのはごくわずかですね。

 原因として、お米と比べると、反収(一反あたりの収穫量)が
 少なく、そして、麦の単価もお米の値段よりはるかに安いのが
 挙げられます。
  もっと簡単に言うと「儲かりませんですわ!」って感じでしょうか?

 反収が低く、購買単価の低い背景は大豆もよく似た状況です。

 経営者として、お金儲けの仕事として、
 ビジネスとして、判断したら、
 麦や大豆を作る事は厳しい事かもしれません。

 そのため、減反や助成金があるかもしれません。

 もしかしたら、助成金目当てで麦や大豆生産されていて
 なんとかこの数字が出ているのかもしれません。

 

 しかし、お金儲けだけでなく、
 本気で日本の稲作を守ろう!
 美しい景観のある日本の自然を残そう!と
 思い、信念を込めて生産・栽培されている
 生産者様も沢山いらっしゃるのだな!

 と、その数字が556トンという数字になっているのだなと
 思いました。

 

この紙袋に生産者様の思いと物語が…。

この紙袋に生産者様の思いと物語が…。

 この麦の風袋にただの麦だけでない、
 生産者様の大切な血と汗と涙と愛情の結晶の物語が、
 詰まっているのだなと思いました。

 じっと見つめていると
 麦の風袋が話しかけてきそうですね。

 感謝と素直な気持で有機のみそ作り…。生産者様いつも有難うございます。

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