オーガニック・無添加・食品のお店

木の桶の奥深さ。

 先日、藤井製桶所の上芝さんから、小さな樽をいただいた。

木の樽がきました。

木の樽がきました。

 桶と樽の違いって何だろうと思い、会長に聞いて、調べました。

 樽と桶の違いは簡単に言うと、
 桶(おけ)はフタが在りません。
 フタが付いた物が樽(たる)です。
 上の写真はフタがあるので樽ですね。

 ちなみに、樽は木の香りが心地よいです。
 ほのかに香り、優しい臭いがします。
 例えるならば、檜風呂のドアをあけた時に
 薫るあの香りみたいな感じです。

 あと、桶と樽は見た目は似ていますが
 工程が全く違うそうです。

 何が違うかと言うと、木目が違います。

 柾目(まさめ)と板目(いため)というものです。

 

これは柾目ですね。

これは柾目ですね。

 木の筋が縦にはいっていますよね。
 ギターなどに使われるのは
 この木材ですね。
 

板目ですね。

板目ですね。

 少し、使いこんである桶なので、
 見づらいかもしれませんが、
 年輪の輪がみえませんか?

 これが、板目ですね。

 桶などの長い間、入れ物として使う時には、
 板目を使用します。
 なぜかというと、そっちの方が、
 水が漏れにくいからです。

 また、柾目などの方が、原木から20 – 30%程度しか
 取れないというのもあり、値が高いというのが、
 相場ですが、
 “建築材と違って、木目が通っていないと漏れの原因になるので、機械で製材せず、刃物で割ります。
 柾目の方がはるかに高価になります。”
 と桶屋さんのブログを拝見したら、書いてあったので、記載しておきました。

 参考資料として、会長の生の言葉と、桶屋さまの日記と、
 ウィキペディアの文献を参考に記述させていただきました。

 

 

樽の裏側。

樽の裏側。

 ちなみに、樽の裏側に、上芝さんの
 マークが入っていました。
 少し、粋ですね。

 感謝と素直な気持で有機のみそ作り。

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