全国味噌青年部会の研修会に参加しました。青年部会の会員数は減少します。それはどんな意味を持つのか?
- 2018/09/11
- 勉強になったこと
ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨けない。人も人でしか磨けない。味噌屋は味噌屋さん同士で切磋琢磨しあっている。
先日、全国味噌青年部会の研修会で新潟まで赴きました。
いつもは13時or14時ごろに開会するのですが、今回は15時45分からの予定でした。そのために会員達のディスカッションの時間は割愛されていました。
1日目は味噌青年部会会長の挨拶、八海山の南雲社長のセミナー、懇親会という予定でした。
今回の記事は伝太会長の挨拶が印象的でしたので、まとめてみました。
業界の衰退や会社の廃業は突然やってくるのではなく、徳川家康と豊臣秀頼が戦ったようにお城の外堀や内堀が埋め立てられた後、本丸が攻め立てられるのだなと感じました。
それともう一つありまして、この青年部会は同業他社の方々と切磋琢磨して、いろんな事が学べるので味噌業界のためにもどんな事があっても存続できるようにしないといけないと考えています。次世代の方のためにもこの青年部会で学べる環境は大切です。
これからは大廃業時代の幕開けが待ったなし。男たちはグランドラインを目指し、夢を追い続ける。『財宝か?欲しけりゃくれてやる、探せ!この世の全てをそこにおいてきた!』
『タケヤみそ』で有名な藤森会長がお味噌の会員数について説明をしていました。
2007年の全国味噌青年部会会員数は160名でした。私は2008年にマルカワみそに入りました。その時も入会状況はどんどん減っていったと言われていました。
10年間会員数の減少と言われ続けて2018年の会員数は114人になりました。3割ほどの会員数が減少しました。青年部会は50歳で卒業します。
2020年はこのままいくとなんと91人になるのでは?と言われています。この減少は避けがたい事実です。
私はこれからは大廃業時代がやってくると感じました。組合衰退→企業衰退→大手集約化→モノカルチャー化。うーん。市場のニーズは細分化するのに作るメーカーはどんどん一極集中化。地域性や商品の多様性がなくなりますね。
これには、麦わらの一味もびっくりです(汗)。
皆様でしたら、どう捉えますか?どんな事をすればいいと思いますか?
会員数減少を食い止めるべく、青年部会では下記の写真のような活動PR広告を出しました。これによって4名の会員さんが増えたようです。即効性があるんだ、すごいな…と感じました。
事実は一つ。解釈は無数。
藤森会長は『このような状況だからこそ全国味噌青年部会の存在意義は高まる!』と考えていました。
私はうすらぼんやりと感じた事なのですがはっきりしました。これからどんどん大廃業時代がやってくる時には小さな会社一社一社の企業の存在価値や取り組んでいること。そして、人間ひとり一人の存在意義が高まる!と価値観が変わりました。
楽観視はできない状況ですが、なんだか安心しました。ホッ。
人口や企業数が少なくなるのだったら、自分自身であったり企業の存在する価値が高まる。そんな考え方を学びました。