海外に行って感じたこと。アメリカの食について
- 2018/10/30
- 勉強になったこと
どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人間であるかを言いあててみせよう。
アメリカのカリフォルニア州、ニューヨーク州などを視察して、今回は特に外食の食べ物について感じた事をまとめていきます。
感じたことは、アメリカは移民の国であるので、特に大都市部の場所は様々な形態の食文化や食べ物があるということです。
そして、各移民の出身国の伝統食を持ち込んで、アメリカでも馴染みやすいようにアレンジされているのが特徴です。(日本でいうとお寿司のカリフォルニアロールなど)
いろんな食材や食べ物があるので、どれを選ぶのか?という選択が大切になります。(日本の都市部もいろんな多国籍のレストランもありますがね。)
食事事情から感じたことですが、これからは『和魂洋才』という考え方が大切になると確信しました。
今更鎖国政策のようなことをしても時代錯誤ですし、西洋の文化を取り入れることは悪い事ではないと私は感じます。
西洋の文化にかぶれることなく、良いところを取り入れて、日本の素晴らしいものと融合できたらいろんな相乗効果が得れると感じました。
びっくりしたのがホテルの朝食『コンチネンタルブレックファースト』形式
いつも日本のホテルでは朝食は温かいゴハンなどをいただいていたので、アメリカのホテルのシンプルさにびっくりしました。(えっ、量もこんだけぇ??)
コンチネンタルブレックファースト(Continental Breakfast)形式を私が利用したホテルは採用をしていました。
コンチネンタルブレックファーストとは朝食メニューの一つで、暖かい食べ物がなく、火を通さない冷たい料理を中心とした朝食なのです。
私は朝ごはんをしっかりと食べたい派なので、この違いに驚きました。ゴハンと味噌汁ではなく、軽食のパンなので腹持ちが良くないなーと感じました。
すでにこの朝ごはんの時点で、『あ~ゴハンとお味噌汁が欲しい~』と感じました。
7時からの朝食ですが、スタッフさんは6時45分頃に入社していました。
もし、日本のように和洋折衷ビュッフェ形式(食べ放題)でしたら、6時45分に出社しても間に合いませんよね。
ホテル厨房の労務環境だと、日本はどうしても朝早く準備しないといけません。そうしないと料理が出ませんね。しかし、アメリカはそれが無いので、労働環境はその観点からですとアメリカのほうが良いのかな?と感じました。
もちろん、アメリカでもビュッフェ形式のホテルもあると思いますが、宿代がそれだけ上乗せされると私は感じました。
基本的にアメリカンスタイルの食事は揚げポテト、牛肉、ブドウなどのフルーツ等。
アメリカでのゴハンは定番なものですと、ハンバーガーとかになります。
フライドポテトやチキン、調味料にタバスコ、ケチャップ等の食事をよく見ました。
家庭料理では煮物などのいろんなものがあると思いますが、今回は食べる機会がありませんでした。
野菜大好きな人もベジタリアンのお店が充実しています
野菜のお店もたくさんありました。
アメリカの方は食事はお腹を満たすもので、栄養的なものはサプリメントなどを摂取して栄養バランスをとっているのだと私は感じました。
コンビニはアメリカにはほとんど無いのですが、スーパーなどには、お惣菜コーナーが大きなスケールで充実していました。
日本でも同じ事なのですが、これだけ食べるものに対して選択肢があると、自分がどのような思想や立ち位置で生活するのか?というのが大切になると感じました。
それぞれの信条や思想などが集まっていて、成り立っているアメリカという国は器と度量の大きい国だなと感じました。
ダイナミックでもあり大雑把でもあるアメリカ式
アメリカの東海岸にミツワマーケットという日系スーパーでおにぎりをいただきました。
日本のおにぎりより、一回り大きいおにぎりでした。わかりにくいかも知れませんが、この写真は2つのおにぎりがあります。
しかし、盛り付けなどもアメリカ式でした。
度量が大きいのはいいのですが、細かい事にはあまり気にしない民度と文化がところどころあるなーと感じました。
細部にこだわる日本とは大違いですね。
日本でも確実に影響のある出来事とトレンド
アメリカのお店で印象的だったことがあります。
それは、ストローがステンレス(?)のようなストローになっていた事です。
ストローの海洋汚染が問題の発端で、アメリカではプラ製のストローが廃止する傾向が強くなっています。
問題点はストローの掃除が大変のようです。また、他人の口をつけたストローが嫌な方はマイストローを持っているとか、持っていないとか。
このストロー廃止の時勢は5年のうちに日本でも広がると確信しました。
海洋汚染にどれだけの影響があるのかはわかりませんが、一人ひとりの環境に対する意識が変わったり、消費の仕組みが変わることは素晴らしいことだと私は感じております。
何事も小さな一歩一歩が大切ですよね。
また、アメリカではフードロスゼロという精神も根付いておりまして『ドギーバッグ』が普通にありました。
日本は資源と食料を外国に依存している国ですが、どんどん食べ物を捨てていて本当に恥ずかしくて、情けない国だな、、、。と感じました。
今の日本はなにもフードロスに対して仕組みもないのですが、未来の日本はどんどんこういった思想や仕組みは積極的に取り組んだほうがいいと感じました。
国民の盛衰はその食べ方いかんによる。そんな事を学びました。