権藤、権藤、雨、権藤。精麦、精麦、桶、精麦…。
- 2009/05/14
- 味噌のお話
麦の精麦を今週中に仕上げる予定がある。
仕込み桶も準備しなければならない。
今度の木桶は少しブランクが空いた桶を使うため、入念な手入れと、さびとりしたり、
湯篭り(ゆごもり)、あと、こまごまとしたメンテナンスが必用だなと感じた。
楽天のマー君みたいに、ブランク空いてもガンガンいけるといいのだが、
桶はしっかりとした、お手入れと準備が必要。
最近、ささらというものを探しているのですが、ホームセンターにはもうささらとか言うものは無いんですね。
こんど、中華料理の専門店みたいなところで探して見ますわぃ。
何に使うのかといいますと、木の内側の側面をささらで手入れすると、きれいなお肌になるのです。
職人さんたちがささらを使うと、乾いたきれいな音がでて、桶がきれいになります。
大桶を作れる方は、
明治ごろは関東では桶工(おけだくみ)、関西では桶師(おけし)とよばれていていてたくさん桶屋がいっぱいいました。
大工の棟梁より、稼ぎも上、就労されている人数も上でした。
今は、桶師と呼ばれる大桶つくりのかたは、3人ほど…。
お年を召されているかたも少なくない。
当社の未来の桶を作ってくださった、藤井製桶所の上芝さんも、
桶を作れる人や直せる人も、段々すくのうなっていくんや…。
だから、自分とこの桶くらいは自分とこで直していくというくらいの
気持ちでやらなあかんで!といってました。
にいちゃんは若いんやし、北陸の桶は自分がなおすんや!といった気持ちで
やるんやで!!!!と言われました。
職人肌の面白い上芝さんはなんどかお会いしましたが、
会うたびに勉強になります。
写真は大阪の藤井製桶所の様子。
会うたびに勉強になります。
写真は大阪の藤井製桶所の様子。
大の大人がこれだけ小さいので、桶の大きさがいかに大きいか
伺えますね。
伺えますね。