全国味噌鑑評会の結果通知がマルカワみそに届く
全国味噌品評会が開催される。
先日、全国味噌品評会が東京の全味会館で開催された。
マルカワみそでは白みそと日本、麦味噌の3点を出品した。
全国味噌鑑評会とは?
全国味噌鑑評会とは、日本全国の味噌造りの品質や技術向上の為に毎年秋に、開催されるコンテストである。
評価基準は、お味噌の『色、味、香り、組成(そせい→味噌のやわらかさ)』の4点の総合バランスを見て行う。
11月16日に東京にてその鑑評会の勉強会やフィードバックがあったが、スケジュールが合わなくて、見送ってしまった…。無念ナリ…。
受賞された蔵元さんや商品はコチラ
全国味噌品評会の結果が告知される
マルカワみそにも鑑評会の結果が告知された。
評価基準は、『秀、優、良、可、不可』の5項目。
麦味噌は優、白みそと、日本は良だった…。
いろんな、鑑評会には審査員の方の意見が書かれていて、そのコメントがかなり、参考になる。
マルカワみその傾向として、『味噌の色のクスミ』というのが指摘にしばしば見受けられた。
味噌作りにおける大豆の処理は非常に大事
味噌のクスミはなぜできるのか?
いろんな蔵元さんが味噌のクスミについていろいろと研究、開発していますが、
原因はたくさんある。
豆の炊き具合や、麹のハゼ落ち、破精込み具合、または、混合時の混ぜが甘かったり、熟成時の温度管理や設置場所、合わせる味噌の色度…などいろんな条件が関与されているらしい…。
一番、味噌作りの色あいで大事なのは、『大豆処理』ではないのか?といろんな蔵元さんが言いますし、文献にもそう掲載されている。
こんどから、マルカワみそでは『半煮半蒸し』を大豆処理の時に行おうことになった。
『半煮半蒸し』とは?
半煮半蒸し(はんにはんむし)とは、浸漬した大豆を最初は水煮を行い、後半は加圧で蒸すこと。それによって、大豆の水煮の良いところと、加圧蒸しの良いところを両方得れる豆の炊き方。
大豆処理において、煮るか、蒸すかは非常に大きな分岐点の1つでもある
大豆を煮ると味噌の色合いがキレイになる。
大豆を煮ると味噌の色合いがキレイになる傾向にある。しかし、水溶性のタンパク質が流れてしまいますので、味噌の風味に旨味が薄れてしまう
よく淡色系の味噌や弊社では白みそが水煮で大豆を処理している。お味噌の評価も、色、味、香り、組成と、食欲をそそる冴えた色というのは非常に大切な要素の一つなので、煮ると非常に綺麗な色合いになる傾向がある。
大豆を蒸すと、味噌の旨味がぎゅっと詰まる。
大豆を蒸すと、味噌の色合いは濃くなる傾向にある。しかし、水で流れないタンパク質を大豆の中に閉じ込めることができて、味の強い、おいしい味噌になる傾向がある。
マルカワみその大豆処理のレシピを変更した。
マルカワみそのほとんどの味噌が加圧蒸し煮だったが、このレシピを『半煮半蒸し』にてやってみることに社内にて決定された。
今から一年後が楽しみになった♪
早く一年経って、お味噌を顔合わせしたいな♪(^O^)/