富山の鮨蒲本舗河内屋さんの工場見学を行なった。細工蒲鉾ができるには職人技が必要だ。
- 2013/04/01
- 勉強になったこと
鮨蒲本舗河内屋さんの工場見学を行なった
先日、富山の魚津市にあるカマボコメーカーの河内屋さんの会社見学を行った。
河内屋さんはカマボコ工場と直販店がある会社です。
富山は『細工蒲鉾』というカマボコが有名です。
細工蒲鉾とはよく結婚式の引き出物に使われるタイなどの造形物のカマボコです。
富山の結婚式での引き出物は『でかい、重い、かさばる』という3点を重視する傾向にあり、以前とは消費量が減っているのですが、それでも根強い人気を誇っているようです
富山のカマボコは非常に他県とは特殊で、板に付いているカマボコをみたことがないという人も少なくない様です。
細工カマボコができるまで
河内屋さんは工場見学などはオープンにしていないのですが今回特別に工場内を見学することができました。
非常に徹底された衛生管理で素晴らしい工場でした。
カマボコ職人さんになるのに10年程かかる
細工蒲鉾ができるまでに、長い技術経験が必要になります。
まず、カマボコのすり身の型を造ります。
次に、着色したカマボコで色合いをつけていきます。
そして、職人芸を言われる手さばきで細工蒲鉾を作っていきます。
すべて手作業で作っています。
目の位置やデザイン一つで細工蒲鉾の表情が変わっていく、非常に職人芸の世界でした。
伝統食を守りながらも、たえず新しい取り組みをされている
カマボコは縁起モノとして昔から日本で馴染みのあった食品ですが、老舗の河内屋さんもいろんな新しい取り組みをされていて、非常に勉強になりました。
大きなタイの細工蒲鉾からコンパクトな細工蒲鉾。そして、『また、河内屋さんから買いたい』そう思わせるような、おもてなしと工夫にあふれているお店でした。有り難うございました。また、異業種ですが、職人芸あふれるもの作りは味噌造りに非常に共通している部分があって、勉強になりました。職人芸に必要なのは『愛』ですね