オーガニック・無添加・食品のお店

餅は餅屋。桶は桶屋!!

桶職人 上芝(うえしば)氏

桶職人 上芝(うえしば)氏

 今日は、桶職人の上芝氏が
 修理した桶を納品しに、当社まで来てくださった。

 ついでに、桶の修理も手伝ってくださいました。

 上の写真は桶の上部が傷んで、
 虫が食べたような穴があるので、
 その部分を取り除くために、
 寸法を測っている様子。

寸法を測った後は、マーキング。

寸法を測った後は、マーキング。

 メジャーで計った後は、
 まっすぐに横に線を書いていきます。
 定規などは使わず、
 ダンボールなどで、
 マーキングしたほうが、早くて正確やでと
 言っていました。

 

電動のノコギリできっていきます。

電動のノコギリできっていきます。

 後は、まっすぐにきっていきます。

 上部の腐敗していた部分が
 取れていき、
 また、桶として甦ります。

 多分、私が現役引退して、
 天命をまっとうするまで、
 また、この桶は使えると思います。

 その時は
 また、こういう風なみそ作りをしてくれる
 人が育っているといいなと思った。

 こうやって、一つ一つ丁寧に
 桶を手入れすれば、
 不死鳥のように
 甦るのは、神秘的で、
 桶は、日本の伝統的なモノ作りのこころ、
 考え方が表れていると思いました。

 ちなみに、下部の写真は納品された
 修理済みの桶です。

  竹のタガ(輪)を入れ替えてくださり、
 全体的な漏れも直してくださいました。

職人の技。

職人の技。

 上芝氏いわく、
 「竹が足らん!!」
 をおっしゃっていました。

 11月の伸びきった竹が
 桶には必要であり、
 今年は十分に質のいいものが
 取れなかったと言っていました。

 竹を桶専用にカットしてくださる
 職人も高齢化、後継者不足で
 厳しい状況だと伺えた。

 

桶を下ろす風景。

桶を下ろす風景。

 2年前ほどの写真ですが、
 このように、縄を使って下ろす技術も
 誰もできなくなっていっているらしい。

 一つの縄だけで、600キロくらいまで、
 簡単に、手早くできるらしい。

 2本、3本と使えば、たいていのものは移動できるらしい…。

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