無農薬有機栽培された大麦は麹にするときに『吸水率』が肝要
- 2010/08/05
- 味噌のお話 > 自然栽培、蔵つき麹菌のこと。 > 麹のこと
国産の無農薬・有機栽培された大麦はもみ殻が固め
栃木県の有機生産者から仕入れた有機の大麦です。
麦をみると『はだしのゲン』という漫画を思い浮かべます。
争いのない平和な世界が来るといいですね。
これを仕込み場の紘徳さんは
一生懸命精麦しました。
約3割ほど精白をしなければなりません。
100キロ大麦を仕入れましたら、
麦として使用できるのは約70キロほど
になります。
残った30キロは
アイガモ農法で有機栽培されている
お百姓さんにお渡ししております。
アイガモくんもレッツマクロビオティックですね(笑)
大麦は麹にすると白くなる
精白された大麦を麦みそにするため、
麹にします。
きれいに破精込み(はぜこみ→麹菌が繁殖すること)
できていますね。
今年は蔵つき麹菌で仕込んだ。
みんないい麹になってね。ハート。
麹独特の香りがします。
麦みそを仕込む時は
米味噌と違い少しコツがあります。
麦の方が米にくらべ、
『吸水率』が高いため、
米味噌のレシピ・手法で仕込むと
固めの味噌になりがちです。
しっかりと、大麦くんと会話しなければ
なりませんね。
有機栽培された大麦は風味も香りも絶品
一年間ほど木桶で熟成された麦みそは
色合い、風味、香りともに絶品です。
うまい!うますぎる!!○○○饅頭ですね(笑)