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EUの栄養分析表示が改定されたり、日本の栄養分析も義務化になる傾向になると食品メーカーとして感じた。

EUの栄養分析表示が2014年12月13日から猶予期間付きで変更される

EU諸国やアメリカは日本よりもはるかなオーガニック先進国である

先日、大阪の梅田で海外出荷のための講習会に参加しました。

EUなどのヨーロッパはオーガニック先進国であり、市場の3~5%程がオーガニックの商品です

たったの5%ほどと思われがちですが、日本ではオーガニックの市場が0.01%ほどしかないので、規模や考え方も違うのが見受けられます。

そんなEU諸国ですが、栄養分析表示が大きく変わろうとしております。

現在のEU諸国における栄養分析表示について

現在のEUの栄養分析表示は『BIG4』と呼ばれる栄養分析or『BIG8』と呼ばれる栄養分析を任意で表示することが可能です

栄養分析における『BIG4』と『BIG8』とは

BIG4とはエネルギーとタンパク質、炭水化物、脂質の4つのことを示します。

またBIG8とは、エネルギー、タンパク質、炭水化物、糖類、脂質、飽和脂肪酸、食物繊維、ナトリウムの8種類です。

どちらかを任意で表記するため、良く海外に出荷する食品はBIG4の方が多いかもしれません。

今後のEUは『BIG7』とよばれる栄養分析が義務化される

EUではBIG7と呼ばれる栄養分析が必要になってきます。

BIG7とは、エネルギー、脂質、飽和脂肪酸、炭水化物、糖類、タンパク質、食塩にのことです。

急に変更すると、食品メーカーも困惑しますし、準備期間として2014年12月から法律の適用期間がはじまり、ラベルの表示は2016年12月31日猶予期間があります。

アメリカの表示義務は厳格で2006年1月から『トランス脂肪酸』が追加

また、アメリカの栄養分析表示は1994年から表示が義務化になりました。

2006年の1月にはトランス脂肪酸という項目が追加されております。

またアメリカの表示義務に近いのがカナダ、韓国、香港、南米各国となっております。

日本の現状としては栄養分析表示の義務は無い

また、日本の場合は栄養分析の表示義務がなく、表示する場合は下記の順番で表示をしなさいという決まりになっています

  • エネルギー
  • タンパク質
  • 脂質
  • ナトリウム
  • 栄養表示しようとするその他の栄養成分

という具合です。

また、砂糖不使用とラベルに記載するときには、ショ糖含有量を表示する義務があります。

今後の日本の栄養分析表示もEUと同基準になる見通し

また、日本国内でも栄養分析表示が義務化になり飽和脂肪酸や糖類などEUの基準と同じカタチになる方向で動いております。

しかし、日本の政党も今度の総選挙ではどうなるのかわからず、今後の義務化の基準もまだ見通しがたっているとは言い難い状況です。

今後、食品メーカーとして、日本国内、海外問わず、栄養分析などの表示義務は厳しくなっていく傾向にあるとかんじた。

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