オーガニック・無添加・食品のお店

『遺伝子組み換え作物の最前線』 講師 日本モンサント(株) 山根精一郎氏

遺伝子組み換え作物の最前線

遺伝子組み換え作物の最前線

興味深いDVDがあったので、
ご紹介します。

お題は
『遺伝子組み換え作物の最前線』
講師は
日本モンサント株式会社
代表取締役社長
山根精一郎氏
のセミナーです。

世界の穀物の消費量と生産量

世界の穀物の消費量と生産量

まず、遺伝子組み換えのお話の前に、
世界の穀物の消費量と生産量の統計を
教えてくださいました。

このグラフをみて、
すぐに、あぁ、世界はもうすぐ食べ物が無くなるなと
思いました。

理由は、生産量と消費量は右肩上がりです。
2050年には世界の人口は90億になると予想されます。
(2009年で68億ですが、グラフにすると爆発的に人口増加中です)

 

世界の人口推移 グラフ

世界の人口推移 グラフ

世界の人口統計のグラフ (国連統計)

食べ物作るには土地が必要です。
しかし、地球上の作物可能ヶ所は有限です。
しかも、砂漠化が進んでいます。

人口増える、土地は減る→食べ物無くなる…
(今でも飢餓で苦しい方はたくさんいます)
そのために、遺伝子組み換え技術は
一つの手段としてあるのでは?
と捉えております。

また、講師の山根氏は
人口の増加も穀物消費量の要因の一つであるが、
最大の要因は食生活が豊かになった(肉食がふえた)ための
畜産のエサが一番大きいと
論じていました。
牛一頭育てるのに対してどれくらいの
とうもろこしが必要か…?

ちなみに、極論ですが、人間は
動物性のタンパク質を
摂取しなくても生存できます。

人口増加プラス
豊かな食生活者が増える

家畜のエサが大量に必要

食料の枯渇

食糧危機…

皮肉なことに、その食料増産の為、
遺伝子組み換え技術が
あります。

すでに、遺伝子組み換え作物は
大豆、ナタネ、トウモロコシ、綿ではメジャーです。

日本でも、外国産の食用油は
100%に近いほどGM(遺伝子組み換え)作物です。
醤油も遺伝子組み換え表示義務は
無いため、消費者様には知られていません。
また、コーンスターチを使用したビールも同
じく表示義務はございません。

これが食べ物の現状です。

GM作物と聞くと
不安がる方もおられると思いますが、
日本は遺伝子組み換え技術に対して、
よく理解していないという
現状がありました。

なるほど、おっしゃるとうりだと思いました。

講義を聴いて、
一番、安全・安心に関心のある
消費者様が
一番、食べ物のことを
知っていないのかな?
と感じた。

それが悪いわけでもないし、
情報や学べる所がすくないのかな?
とも思えました。

しかし、
GM作物で
一番気になる点があります。
たとえば、除草剤耐性遺伝子を
組み入れた作物(ex:大豆)が
あります。

それが、雑草化したときです。
ことわざで、
自分で撒いた種は
自分で刈らなければなりません。

耐性遺伝子が
害虫や雑草に
ついた場合を
どう考えるかが要諦だと
私は考えます。

害虫や雑草を

『敵』や『不要なもの』『滅ぼすもの』

と決め付けるのは浅はかな人間。

自然は無駄なものは一つもなく、
すべて繋がっていて、
命の輪が輪廻される…
その中に人間はこの命を生かされている…。

みたいなことを
手塚治著『ブッダ』
に書いてあったのを
思い出した。

自然の恵みは
偉大だなぁと感じた。

なんとか自然と共存共栄
の道はないのでしょうか?
素直と感謝の気持で有機のみそ作り

月別

マルカワみそ オンラインショップはこちら